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― 今までの結婚式・パーティーで横川さんが印象に残った演出を教えてください。

横川:
私が紹介する素敵な演出。それは、キャンドルリレーです。
これは、以前にシーブルーにてご友人のみの結婚披露パーティーを行っていただいたお二人の披露パーティーの進行にあった演出で、通常、式で執り行われるキャンドルリレーとは少し違い、新郎新婦そして、ご列席された大学時代の友人が普通にサークルで行っていた自然の演出のひとつだったようです。
お二人が披露宴を設定された時間帯は日が落ちた17時スタート。キャンドルが多めにセットされ、神秘的な雰囲気が演出されたシーブルーにて行われました。
お二人もご列席いただきましたご友人の方々も大学時代は合唱団でしたので乾杯後、余興の時間帯からは合唱がほとんどでした。会場内がひとつになった歌声に包まれなんともいえない感動がおこりました。
お二人からテーブルセット中一人ずつにバラの花の形をしたキャンドルを置いてほしいとご要望をいただいておりました。
最後のご新郎からのご挨拶もご列席者全員が合唱され、その途中でご新郎挨拶に入りました。ご新郎が挨拶されている間もみなでハミングし、新郎の挨拶が終わるくらいで
全員が自然の流れで卓上にともされてるキャンドルから自分のバラのキャンドルに火をともし始めました。私はそのとき会場2階におりましたが、キャンドルの灯が会場内いっぱいに広がるとともにお二人をお祝いするひとつになった歌声が広がり、本当に素敵で自然と涙があふれてまいりました。感動的なシーンです。そして、歌声の締めくくりに全員がともされたご自身のキャンドルの灯を一気に吹き消しました。
そこから、お二人の選ばれた曲が流れ始め、退場へと進みました。
お二人が退場されてすぐの言葉は『こんなにみんなが頑張ってくれて本当に嬉しいです。ブランクもあり、練習もしていなかったのに。。。』と涙を流しながら語ってくださいました。
自然の演出、それは何にも変えがたい一番の演出だと心から思いました。

― 自然の演出。確かに素敵ですね。そうそう、先程、「お二人のご出身ならではの演出」という話がありましたが・・・

横川:
写真:プランナー3東海地方の派手な婚礼儀式として執り行われております『菓子まき!』をみなさんはご存知ですか?
花嫁さんが実家を出発する際、または新居に到着した時に二階のベランダからお菓子を大量にまき、近所の人や通りすがりの人がお菓子を拾っていくという、なんとも派手で陽気な日本文化として行われているそうです。最近では減ってきているそうですが、結婚すると近所の人にお菓子を配って歩くという習慣は健在のようです。
最初は、お二人から「お菓子をまきたいんです。」「できますか?」とだけ質問された時は「何故?お菓子?」なんて疑問に思ってしまったのですが、お二人からいろいろとお話をお伺いしていくうちに「菓子まき」という婚礼儀式があるのだという事を知ってからは、是非、この演出を大成功に導きたいと担当プランナーとして強く思い、当日を迎えることとなりました。
天井高25mの開放感があり、明るく日差しの差し込む、まるで外にいるような感覚を思わせる「シュビアシーブルー」の会場だからこそ、取り入れられた演出ではないかと思います。
事前打ち合わせからお二人と一緒に、まずはどこでこの「菓子まき」の演出をいれるか当日をいろいろと想像しながら、私から提案させて頂いたのは締めも終わり、お二人が退場されるところで、盛大に行いましょうとシーブルーの1Fからゲストの皆様がいる下の階に向かってまく事に決定。
ゲスト全員にいきわたるようにと袋詰めされたお菓子をお二人とまたご家族6人でまいている姿は、会場にいたすべての人達が一体となり、会場全体が感動に包まれ素直に「かっこいい!」と思えた瞬間に、私も一緒に立ち会う事が出来たことをとてもうれしく思っております。
あの時の光景は今でも鮮明に覚えております。
そして、さらにお二人から素敵な演出が!袋詰めされたお菓子に一つだけ“当たり”があり、当たった方へプレゼントを贈られたのです。
こうして、私にとって、またシュビアとしても初めての体験を「大成功!!」に終わる事ができ、お二人からも楽しかった!ありがとう!とうれしいお言葉を頂けました。
このような体験ができ、心から『ありがとう!!』と思える気持ちをいつまでも大切にしお二人と出会えた事を今でも誇りに思っております。

― 楽しい演出ですね!ご列席のゲストの方もびっくりの演出だったことでしょうね。

横川:
びっくりと言えば、私が今まで担当させて頂いたお客様の中でもやっぱり多いのが『サプライズ』演出です。
サプライズにもいろいろあります。ご新郎様からご新婦様へ、ご新婦様からご新郎様へそれぞれ感謝の気持ちと心からの愛をこめて、お手紙の朗読。
また、お二人からご両親へのサプライズもあります。一番多いのは、ご新婦様中座時のエスコートとしてお母様を指名する演出です。予期せぬサプライズにお母様は本当にうれしそうな表情なのと、反面やっぱりなんだか寂しそうにされているのを毎回感じます。
以前私が担当させていただいた中のお二人は、ご新婦様はもちろんご新郎様が中座される際も、サプライズとしてお母様にエスコートをお願いしました。当日はお母様がとてもびっくりしていたのと「一緒に歩けるなんて思っていなかった」と号泣・・・。ご新郎様もそんなお母様につられ、感動されておりました。
なんだか、私までもらい泣きしてしまうくらい、親子の絆はやっぱりすごいなぁ!とお二人の姿をみて強く感じました。ご新郎様から「少しは親孝行が出来たかなぁ!」なんてもらしていたのを聞き微笑ましくも思いました。
そして、二番目に多いといってもよいサプライズ演出は「誕生日お祝い」です。
先日担当したお客様はとにかくおめでたくて、結婚式当日とご新郎様の誕生日が一緒。ご新婦様はご新郎様に内緒で担当の私宛にこっそりと「新郎にサプライズをしたい!」と連絡をくれます。もちろん決まって「是非やりましょう!」と。私までなんだかとてもうれしくソワソワしてきます。
また、普段はあまり連絡のしてこないご新郎様から私宛てに連絡をくれ「珍しいなぁ」なんて思っていると決まって「実は新婦に何かサプライズをしたいのだけれど何をしたら良いかわからない。」と相談を受けます。少し恥ずかしそうに話をするご新郎様ですが当日ご新婦様が喜んでいる姿を想像すると、是非大成功させたい!と私まで気合が入ってきます。
このようにしてみなさんいろんな思いを胸に、担当プランナーへ連絡をしてきてくれます。そんな思いを伝えられるよう私たちはサポートさせて頂きますので安心してご相談下さいね。

― サプライズ演出とはいいアイデアですよね。何か印象に残っているサプライズってありますか?

横川:
写真:プランナー4はい。以前担当させていただいたあるご夫婦なんですが、初めてお会いしたときから、お二人の明るく朗らかなお人柄に惹かれ、晴れの一日のお手伝いをご一緒に楽しく進めさせて頂いていました。いつもお打ち合わせは笑いが絶えず、打ち合わせというよりも楽しくお話をしているような時間の方が、多かったかもしれません。
そんなある日、ご新郎様がお一人で、いつになく真剣な表情でご来場。何かあったのでは・・・と少々心配な気持ちを抱えながら、お話をお伺いしたところ「新婦へ何か内緒でプレゼントを用意したいんだけれど、何を送ればよいでしょうか」と、いうご相談。普段はご新婦様に対して、少し茶化すような雰囲気で接していらしたご新郎様。やはり特別な日は、日頃は言えない想いを伝えたい・・・そんな真剣な想いが伝わり、私も考えあぐねて、ご新郎様と案を出し合った結果、「腕に抱えきれない程の、バラの花束を抱えて歌をプレゼントするなんて素敵じゃない!?」とサプライズイベントを用意することに。
パーティー当日は、会場スタッフとも綿密な打ち合わせを重ね、準備をすすめてまいりました。テーブルラウンド、ゲストの皆様とのご歓談が和やかに進むうち、スタッフから「ご新郎様、至急の電話が入っているようですので、外へお願いします!」と、新郎を会場の外に連れ出しました。
メインテーブルに一人残されたご新婦様は不安気なご様子。少しそわそわとなさっていた所で、会場内が急に暗転! 思わず「何?何!?」と声を出されるご新婦様。その時、会場の扉から100本近くの真っ赤なバラの花束を抱えたご新郎様が、マイクを片手にご入場。「今日は普段言えない気持ちを、この花束に想いを込めて歌います!」と、ミスターチルドレンの「Sign」を熱唱されました。しかし100本のバラの花束を抱えながら歌うのは、かなり大変な作業で、ご新郎様は花束がこぼれ落ちないように、なんとか片手でしっかりとバラを抱えながら、ご新婦様のもとまで進んでいらっしゃいました。
思わぬ出来事に、ご新婦様は号泣。歌い終わり、顔が見えなくなる位の大きな花束を贈られたご新婦様は、本当に嬉しそうでした。私達スタッフも、その表情に、思わず涙、涙・・・。こんな素敵な人生のワンシーンに立ち会えた事を、心より嬉しく感じた瞬間でした。
後日、お二人が会場へ遊びにいらしてくれた際、懐かしそうに、嬉しそうにその時の事を語られる姿を見て、私もとっても幸せな気持ちになりました!

― ご新婦様がうらやましいですね!一生の思い出になることでしょうね。

横川:
一生の思い出といえば、ペットOKの私共の会場ならではのこんな演出もありました。
大切なゲストをお招きする挙式・披露宴には、家族の一員でもあるペットも一緒に参加できたらなぁ・・・。そう考えていらっしゃるお二人も多いと思うのですが、ある日担当のお二人から、自分達の辛い時期に、いつもそばで励ましてくれた存在だったというワンちゃんを、どうにか上手く挙式の演出の中に取り入れることは出来ないだろうかとご相談を受け、提案させて頂いたのが、この「リングドッグ」の演出。
先程もお話したように、挙式の指輪交換の際にリングピローにお二人の大切な指輪を載せて愛らしい姿で運んでくれる「リングガール」や「リングボーイ」は有名ですが、いっそのこと、この大役をワンちゃんに務めて頂くのはどうでしょう??という提案に、お二人も「それは良いですね!」と、喜んで下さいました。
そこで出てきた問題が、さて、この指輪をどうやってワンちゃんに運んできてもらおうか、という難題。まさかリングピローを持って運んできてもらうわけにもいかない為、指輪を紐に通して、首にかけようか・・・、等、考えあぐねた結果、リングピローにショルダーを付けて背負わせたら、見た目にもかわいいし、固定もするし良いのでは!?という事に。
当日、挙式の直前まで「ちゃんとおとなしくお二人の所までリングを運んでいけるかな・・・??」といった不安が、お二人と私達スタッフの中に有りましたが、いざ、本番を迎えたワンちゃんは、しっかりとリングピローを背負い、寄り道をすることもなく、大好きなお二人のもとへリングを届けてくれました。その何ともいえない愛らしさに、ゲストの皆様は目を細め、リングがお二人の手に渡った時には、大きな拍手が沸き起こりました!
お二人の大切なペットと一緒に作るパーティー。とってもおススメの演出です!

― ペットがOKとは驚きでした。大切な家族であるペットにも祝ってもらえる結婚式は、本当に一生の思い出になりますね。
今までお話をおうかがって、結婚式って本当に一通りではなく、それぞれのカップルらしいそれぞれの結婚式があるんだなぁと思いました。

横川:
そうですね。そして、ご結婚なさるお二人の後ろには、いつもご親族の皆様がいらっしゃいます。結婚は昔ほどではないにしろ、家と家の結びつきという意味があります。結婚によって新郎新婦が夫婦になるだけでなく、それまで育てて下さった家族を離れ、新しい夫婦を源とする家族が生まれます。
先日、とても素敵なご結婚式がありました。ご新婦様は2度目のご結婚で、お子様が2人いらっしゃいました。そのような状況だとご結婚披露宴を躊躇される方も多いのではないかとも思います。
でも、そのご結婚式は、新郎新婦入場もお子様とご一緒、人前式の立会人のサインもお子様に、最後の新郎父、新郎挨拶の後の「私たちはこれから新しい家族を作っていきます。これからもどうぞ宜しくお願いします」という挨拶も、お子様もご一緒で総勢8名。
家族崩壊、核家族が叫ばれて久しいけれど、やはり家族というものは温かくていいなと思えました。もちろん、全てが順風満帆ではなく大変なこともあるとは思いますが、絆を強く持てば、一緒に乗り越える力も大きくなるのではないかと思えました。
そんな素敵な人生の一コマに立ち合わせて頂けて、心から幸せでした。

― 結婚式と同じように、結婚そのものや家族にも色々な形があるのですね。Weddingparty.jpも、これからも「新しいスタイルの結婚式」というコンセプトを皆さんにご理解いただき、一組でも多くのカップルに幸せな結婚式を挙げていただけるよう応援していきたいと思います。今回は素敵なお話をありがとうございました!